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お知らせ

CSR活動

プーサン・ニホンエイセイ小学校定期訪問

日本衛生株式会社30周年記念事業の一環として、平成20年に「ニチエイ基金」を立ち上げ、その寄附金により、平成21年4月にラオスのプーサン村に「プーサン・ニホンエイセイ小学校」を建設し、毎年支援を続けてきました。
しかし、令和2年度から令和4年度までの3年間は、世界中に蔓延したコロナウイルスによる渡航規制のため現地へ行くことが出来ず、通訳兼コーディネーターの方(以下、ダラヴォンさん)のお姉さん(ラオス在住)を通じて、支援金を渡すことしかできませんでした。
今年は、コロナウイルスの流行も多少落着き、世界中で渡航規制が解除されたため、3年ぶりに現地を訪れてきました。

環境分析センター 藤田哲哉


今回の小学校訪問に関するスケジュールは以下の通りです。

<11月22日>

  • 千歳空港からタイ・バンコク経由にてラオス・ビエンチャンに到着。

<11月23日>

  • 学校の支援品(ノートやボールペン等)贈呈のため、現地にて支援品を購入。
  • ダラヴォンさんと明日の打合せを実施。

<11月24日>

  • 支援金譲渡及び現状の視察。
  • 今後の支援内容について校長先生と話し合い。
  • 学校から推薦のあった生徒の家を家庭訪問し、実際の暮らしぶりを見学(今回は5件実施)。

<11月25日>

  • ダラヴォンさんと今後の支援の方向性を打合せ後、ダラヴォンさんのお姉さんとお会いし、コロナ禍での支援金受け渡しのお礼。
  • 午後にラオス・ビエンチャンからタイ・バンコクへ向けて出発。

11月24日は、あらかじめ手配していた車に、現地で購入した支援品やお土産を積み込み、9時半頃プーサン・ニホンエイセイ小学校に到着しました。
小学校では、今回の支援事業に関する歓迎会が行われ、校長先生の挨拶の後に、生徒を代表しての感謝の言葉を頂きました。私からは、支援金と持参した支援品及び弊社のカレンダーを贈呈しました。

歓迎会風景

歓迎会風景

ノートやボールペンなどの支援品

ノートやボールペンなどの支援品

歓迎会後は、校長先生及び村長さんと、今までの支援金の使途、今後の支援金の使途及び今後の希望などを話し合い、その後、実際の授業や生徒によるサッカーの試合、支援金により建てられた図書館や流し台などを見学しました。

サッカーチーム

サッカーの練習

支援金で作った図書館内部

支援金で作った手洗い場

最後に、小学校に通う生徒の中から5家族を選出していただき、家庭訪問を実施しました。生徒の中には、日々の生活に困窮している家庭があり、実生活の現状を確認するとともに、今後どのような対策ができるかも含めて、色々と考えさせられました。

家庭訪問の様子

今回は3年ぶりの訪問となりましたが、インフラ整備や維持管理など、まだまだ支援が必要であることを感じると共に、小学校に通っている、貧困家庭の子供達にも、何らかの形で支援を行うことができないだろうかと、考えさせられる訪問となりました。

最後に、生徒たちの純粋無垢な笑顔がとても印象的で、この笑顔が無くならないように、今後も支援を続けて行けたらと思います。

生徒たち


<校長先生との打合せ結果>

<校長先生の謝辞>
支援金にはとても感謝している。このような田舎の学校で、色々な施設があるのはとてもありがたい。国から予算は学校の運営や年間行事等で使い果たしてしまうため、今後も支援金を通じて設備等の充実を図っていきたい。

<コロナ禍の支援金の使い道>

  • 図書館の本の購入。
  •  流しの整備。
  •  サッカーのユニホームの購入。
  •  校舎前のコンクリート整備(途中2/3程度完成)。

現在支援中のグラウンド(コンクリート敷)途中まで完成

<今回の支援金の使い道>

  • 校舎前のコンクリート整備(残り1/3程度)。
  •  サッカーゴールの購入。
  •  サッカーボールの購入。
  •  グラウンドの整備。

<今後の支援に関する要望>

  • 少額で良いので扇風機や照明などの電気設備の修理予算を組みたい。
  • 図書館にもう少し本がほしい(小説とかあるとよい)。
  • 図書館の床をタイル敷きにして、生徒たちが座って本を読めるようにしたい。
  • 教科書は慢性的に不足している(教科書は使いまわし)。
  • サッカーゴールが欲しい。←今回の支援で購入しても良いのではと回答。
  • サッカーボールが1個しかない←今回の支援で購入しても良いのではと回答。
  • 試合用のユニホームがあればありがたい(11着?)。
  • 学校を囲うように塀を作りたい(現在は入り口付近だけ)。