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お知らせ

CSR活動

会社設立30周年記念事業(ラオス小学校設立支援)

~プーサンニホンエイセイ小学校訪問・教材贈呈~

日本衛生株式会社 専務取締役 中川 卓美

昨年は日本衛生が会社設立30年という大きな節目を迎えた年でした。
会社設立30周年記念事業として、平成20年から推進してきたラオス・プーサン村の学校設立も無事に終えることができ、設立した小学校は『プーサンニホンエイセイ小学校』と命名され、現在多くの子供たちが雨風をしのげる快適な新校舎で学んでいます。
今回はニチエイ基金設立時からご協力頂いているメコン基金の佐藤代表らと4人で昨年10月に現地へ赴き、新校舎で学ぶ子供たちと触れ合うと共にニチエイ基金より椅子と机100セットを寄付する為の贈呈式に出席してきました。
ラオス人民共和国は、国の収益としてメコン川の恵みで発電事業がある他はほとんど産業が発展しておらず、国民の約8割が農業で生計を立てています。
昨今ラオスの首都ヴィエンチャンではショッピングセンターが立ち並び、外面的には経済の活性化がみられていますがヴィエンチャンから車で1時間半離れたプーサン村を始め、近郊の農村部では20年前と変わらない生活が続き、地域間での経済格差が広がっています。
ラオスの子供たちは仕事の働き手として幼い頃から働かなければ生活できず、中には小学校へも通えずに家の仕事を手伝っている子供も多く、勉強したくても教育を受けることができない環境にあります。
資金や食物等物資の援助は日本や他国からも頻繁に行われていますが、他国からの援助に頼るばかりではラオス国民が自分たちの力で国を建て直すことはできず、支援を受け続けることになります。
私達は、その厳しい生活環境の中でも子供たちに勉強できる環境と希望を与え、学校建設によりその国の子供たちが自ら学び、自立していくことが不可欠であるという考えからニチエイ基金を立ち上げ、学校設立支援を進めてきました。

プーサンニホンエイセイ小学校訪問では、当日子供たちに私達が来ることは知らされておらず、教室の外窓から子供たちの授業風景を見る事ができました。子供たちの真剣な眼差しで先生の話を聞き一生懸命勉強している姿を見て、学校を建てることができて本当に良かったと改めて感じました。
贈呈式では椅子・机の他に、今回現地訪問に同行してくれた福山社長の御嬢さんである由花さんからは、社長から託されたボールペン300本と事前に由花さんが子供達の為に心を込めて作った、手作りのバレッタ(髪どめ)を女子生徒全員にプレゼントし、子供たちは大変喜んでくれました。そして子供たちからは心のこもった花束をプレゼントして頂きました。